複雑なソフトウェアがそうであるように複雑なCPUにもエラッタ(バグ)が付き物です。
HTTに関連する「SKL150」(Skylake)・「KBL095」(Kabylake)というエラッタがありました。
Debianで「nightmare-level」と表現されたエラッタですが、その修正マイクロコードを含む
BIOS更新が私のZ170マザーボードにはさっぱり来なかったのでZ270マザーボードに換装しました。
↓
CPUID
モバイル | デスクトップ |
406Ex(Skylake) | 506Ex(Skylake) |
806Ex(Kabylake/Kabylake-R) | 906Ex(Kabylake/Coffeelake) |
Skylakeは「BA」で修正されたようです。
なお、試しにCPUを元のマザーボードに戻してみたらマイクロコードは古いままでした
(つまり、CPUには保存されません)。
CPUIDやマイクロコードの版はHWiNFOで見るのが手軽だと思います。
Windowsにもマイクロコードを更新する仕組みはありますが、
Microsoftは(Debianなどと比べると)積極的に更新する気はないようです。
ファイルを覗いたらPentiumProまでありました。
SkylakeやKabylakeと互換性が無い(Coffeelake専用の)Z370マザーボードのBIOSに
SkylakeやKabylakeのマイクロコードまであるのは愉快ですね。
IntelがME(Management Engine)で蹴っているので動きませんが。