FlashPlayer11.3がリリースされました。
APSB12-14WinVista以降+Firefox限定の保護モードがあります。
Inside Flash Player Protected Mode for Firefox (ASSET)
IEがそうであるように、WinXPでは保護モードはありません
(AdobeReaderXではWinXPでも独自の保護モードを実装していましたが、
大変だったのでFlashPlayerでは実装しなかったそうです)。
FlashPlayer11.3の保護モードは極めて不安定です
(繰り返しますが、WinVista以降+Firefox限定です。
WinXP+FirefoxやWinVista以降+Operaなどでは
そもそも保護モードになりません)。
Flash Player 11.3 doesn't function or crashes in Mozilla Firefox (Adobe)
How do I troubleshoot Flash Player's protected mode for Firefox? (Adobe)
Flash Player の最新版で発生しているいくつかの問題について (Mozilla Japan Blog)
Flash 11.3 が Firefox で読み込まれない (Firefox Help)
修正されるまでの回避策はいくつかあります
(FlashPlayer11.2に戻すのは危険なので避けましょう)。
・FlashPlayer11.3の保護モードを無効にする
(mms.cfgに「ProtectedMode=0」を記述する)。
・FlashPlayer10.3.183.20にダウングレードする
(32bit版しかありませんが、Windows版Firefoxも
公式には32bit版しかありません)。
・OSやブラウザを変更する
(…)。
以下の画像はWin7です。
保護モードのプロセスはIntegrity Level(整合性レベル)が
「Low」になっています。
IEとAdobeReaderXも同様です。
保護モードを無効にしてみます。
mms.cfg(アップデートの設定もこのファイルに記述されます)。
Adobeはいつもこうですね…。
コントロールパネルで設定できるようにしてください。
保護モードのプロセスが消えてWinXPのようになります。
ASLRが有効な点でWinXPよりは安全です。
以下の画像はWin8RPです。
ActiveXコントロールは11.3.370が同梱されており、
11.3.300はインストールできません。
Netscapeプラグインはインストールできます。
IE10には拡張保護モードがあります。
デスクトップ版は既定で無効、Metro版は強制で有効です
(つまり、Metroアプリ用のモードです)。
拡張保護モードのプロセスはIntegrity Level(整合性レベル)が
「AppContainer」になっています。